過去ログ - 橘ありす「待てますか?」P「いつまでも待つさ」
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7:名無しNIPPER[sage]
2017/01/27(金) 05:31:15.44 ID:PNNXNv4to
ありす「むぅ……とりあえず寒いので中に入っていいですか」

P「まあ、いいけどさ」

 ひょい、と入るありすは結構な大荷物だった。
 通っている私立小学校の制服にランドセルまでは良いのだが、なにやらタッパーらしきものをビニール袋に入れて持ってきていて、キャリーバッグを引いている。

 ……なんとなく、嫌な予感がした。

P「すまん、朝から生クリームとかいちごとかの甘み全開は勘弁してほしいんだが」

ありす「私をいちごに取り憑かれた人みたいに言わないでください。ここ最近料理をちゃんと勉強してきたんですよ?」

 いちごに取り憑かれてるとしか思えない所業を数々行っていた気がするが、今は言うまい。

ありす「キッチン借りますね」

P「あ、おい」

 制止する間もなく、ありすはどんどん奥に進んでいく。ってかなんであいつ俺の家の構造把握してるの。

ありす「――はいどうぞ」

 10分ほどで完成された朝ご飯が出されてきた。ソーセージとベーコンを焼いたものにスクランブルエッグ、たぶん俺の家にあった冷凍ご飯を解凍したご飯。ついでに味噌汁とサラダ付き。
 持ってきたタッパーは材料だったのか。
 どんな料理が出てくるのか戦々恐々していたが、案外普通で拍子抜けした。

 それにしても、メニューこそ簡単なものだが、短時間で作るとなると手際よく作らないといけない。タチバナ流料理スキルを甘く見ていたようだ。


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