過去ログ - ルーク「ロニール雪山で魔弾のリグレットと遭難した」
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10:名無しNIPPER
2017/02/04(土) 17:15:20.32 ID:zZxaLTCvo
ルーク「……」

リグレット「……」

ルーク(き……気まずい!!)

ルーク(さっきまで戦っていた相手とこんな空間に一緒に沈黙でいるなんて)

ルーク(間が持たない!)

重い沈黙にルークは押しつぶされそうになっていた
話しかけようにも、話題などない
そもそも、敵同士であるのに話などしてくれるのかどうかすらルークには疑問だった

リグレット「何をそわそわとしている」

ルーク「え?」

意外にも、声をかけてきたのはリグレットだった
目線は焚き木のままだ

リグレット「こんな状態じゃ魔物も来ないだろう。今は体を休ませておけ」

ルーク「あ、ま、うん、そうだな」

リグレット「火の番なら私がしておく。寝れなくても瞳を閉じてじっとすれば体力は回復する」

リグレット「あまり余分なエネルギー使うと、こんな中じゃ死ぬぞ」

ルーク「い、いや火の番は俺が……」

リグレット「私を担いでここまで来たのだろう?しかも薪まで無理して集めて」

リグレット「お前の思っている以上に、体力は減っている筈だ」

ルーク「……」

リグレット「分かったらさっさと寝ろ。闇討ちをするつもりはない」

リグレットの銃は腰のホルダーに入ったままだった
ルークはなんとなくうれしい気持ちになっている事が不思議だった

ルーク「あぁ、わ、わかったよ。……ありがとう」

リグレット「……」

ルークはもぞりと横になると、目を閉じた



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