過去ログ - ルーク「ロニール雪山で魔弾のリグレットと遭難した」
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101:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 21:40:19.45 ID:P6GSHmdyo
ぱちぱちと踊る火を見つめていると、心は自然と落ち着いた
宿に戻り、一人用の部屋で暖炉を見つめながら温かいコーヒーを飲む

こんな日になかなか戻らない自分を宿の女亭主はひどく心配していたようだ
自分が雪だらけで戻った時、平気だとは言ったものの、すぐに自分のためにずっと温めておいたという風呂に入らされた
こぢんまりとはしていたが、湯船に浸かれば自分がいかに冷えていたかがよくわかった
ゆっくりとリラックスして風呂から出たら、今度は温かいコーヒーを出され、彼女の準備の良さに感服しながら部屋に戻ってきたのである

リグレット「……」

何も考えずにいられない自分に気づいたのはしばらくしてからだった
気づけば、あのレプリカルークの事を考えている自分が居る
必死になって自分の進もうとする先を拒もうとしているレプリカルークに苛立ちを感じないのはなぜかわからなかった

自分はなぜここにいるのか、ふと思い出してしまっていた
弟のマルセルが死んでしまった事が全ての始まりだったはずだ

私はあの時――


『昔を思い出すの、随分久しぶりなんじゃない?』



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