過去ログ - ルーク「ロニール雪山で魔弾のリグレットと遭難した」
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127:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 22:53:30.31 ID:zR5xby/Fo
ルーク「なんでここに居るんだよ」

リグレット「私はこれでも神託の盾の六神将だ。用事なくここに居て何の不都合がある」

ルーク「ウソつけ」
以下略



128:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 22:54:39.38 ID:zR5xby/Fo
ルーク「……会いに来てくれたのか?」

リグレット「さあな」

ルークは一応聞いてみたものの、リグレットの意思などわからなかった
以下略



129:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 22:55:05.95 ID:zR5xby/Fo
ルーク「この瘴気を消すために、一万人のレプリカと一緒に、消える」

ルーク「俺さ……アクゼリュスを崩落させて、自分に何が出来るかをいつも考えてたつもりだった」

ルーク「なんで俺が生まれたのか、知りたかったんだ」
以下略



130:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 22:55:39.83 ID:zR5xby/Fo
リグレットは震えるルークの傍らから離れようとしなかった
ルークの言葉が終わると、リグレットは静かに口を開いた

リグレット「お前は何がしたいんだ?」

以下略



131:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 22:56:45.62 ID:zR5xby/Fo
リグレット「違うから、怖いのだろう?嫌なのだろう?」

ルーク「……」

リグレット「もし、死ぬと決心したのなら、それくらいやってからでも遅くないのではないのか?」
以下略



132:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 22:57:20.80 ID:zR5xby/Fo
ルーク「リグレット……俺はリグレットにはこんな事やめて欲しい……」

ルーク「俺にはリグレットの過去なんて知らない。だから知ったような事しか言えない」

ルーク「でも、俺はお前が死んで良いような、悪人には見えないんだよ!」
以下略



133:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 22:58:21.39 ID:zR5xby/Fo
ルークの意思が、体から体へ流れくるような感覚をリグレットは覚えた
ルークの肩から顔を半分出すような形から、リグレットはほんのすこしだけルークから離れた
それは、ほんの数センチと思えるような距離だった
しかし、それはルークを拒んでそうしたわけではないと、リグレットもルークも分かっていた

以下略



134:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 22:58:48.16 ID:zR5xby/Fo
そっと顔を離すと、リグレットは言い放った

リグレット「それがお前の望みなのか」

ルーク「あぁ、もうそれ以外望まない……」
以下略



135:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 22:59:19.25 ID:zR5xby/Fo
リグレットは決してルークにはもう振り返らなかった
声が震えているようにルークは感じたが、気のせいだという事にしておいた
早足で立ち去るリグレットをルークは止めなかった

ルークは自分の震えが止まっていることに気づいた
以下略



136:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 23:00:10.46 ID:zR5xby/Fo
ルークから離れる時、私は何故こんなにも苦しいのかわからなかった
彼に死ねと言った時、自分では思っていた以上に勇気が必要だった
彼と接吻した時、死の気配など伝わっては来なかった
確かな生命の温もりがあった

以下略



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