過去ログ - ルーク「ロニール雪山で魔弾のリグレットと遭難した」
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239:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 21:39:30.42 ID:RYyXIpoBo
次の日、リグレットの部屋を開けたのはフードを被った見知らぬ男だった

「今日は上からの特例で、一日だけ自由行動の許可が降りている」

男はそれだけを言うと、書類を一枚だけ置いて出ていってしまった
ようは、二年間の真面目な働きのご褒美として身の自由を約束するものらしい
夕刻までにこの部屋に戻っていれば、監視も無い自由な時間を過ごせるという内容だった
こういう知らせはティアから欲しかったとリグレットは思った

リグレットは書類を丁寧に折りたたむと懐にしまい、部屋の外に出た

神託の盾はいつものように参拝者などで溢れていた
リグレットは朝食を食べると、特にやることも無いので1階の大ホールに居た
いつもなら横にティアがいたので、リグレットは監視されていないことに何処か不安じみたものをかんじていた

人の通りが多いそこは何故か落ち着かず、リグレットは外へと出る

キラキラとした朝日が体に吸収されていく感覚がリグレットの細胞を活性化させていく
しかし、なぜかその感覚も上滑りしていくのだった

リグレットの足は勝手に人気のないところへと動いていた



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