158:名無しNIPPER[saga]
2017/02/10(金) 22:06:29.20 ID:Ngv5DDoA0
スクエア。
4人が真っ暗な部屋の隅に立ち、1人目が壁沿いに進み先にいる人の肩を叩く。
叩かれた人はまた壁沿いに進み……という具合に部屋をグルグル回る。
「待ってください、順番に回ったら4人目の先には誰もいないじゃないですか」
だから、いつの間にか5人目が増えてるんだよ……一種の降霊術、だね。
「ひぃぃ!! おかるとなんてむりくぼですなんけど……!」
「でも、いまの状況とスクエアに何の関係が?」
そういえば。
スクエアを行う条件は、『外部と連絡不可能な密室であること』だった気がするけど……。
その瞬間、誰かの着信メロディがドアの向こう側から流れた。
「これはボクの着メロです! このドアのすぐ先にあるんですよ!」
幸子ちゃん……でも、そのドアは開かなかったよ……。
そう声を掛けると、幸子ちゃんは一瞬はっとして、
「わ、わかってます……他のみなさんの携帯もまとめてドアの向こうなんでしょうか……」
そう言ってペタリと座り込んだ。
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