225: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/02/25(土) 18:51:45.67 ID:YeiZst/9O
それから、私は仕事の前日や午前中はトモダチを作って色々と学んでいた。
野菜収穫の撮影の時は農家の娘さん。
スポーツ番組の前には体育会系の女の子。
バラエティ番組の前日にはクラスの人気者っぽい子。
毎日が、上手くいっていた。
私も、色んな人と会話して成長できた…と思う。
メールをすれば、新しいトモダチが出来る。
トモダチ百人も全然夢じゃない。
そう言えば、明日はまた食レポか。
一番最初に一緒にご飯食べた子に連絡してみようかな。
折角連絡先教えて貰ったし。
ぷるるるる、ぷるるるる
…あれ?出ないぞ?
お掛けになった電話番号は、現在利用されておりません?
おかしいな…ま、まさか。
私に、適当な番号を…
いや、もしかしたら私が番号を間違えてただけかもしれないな。
もう一回確認してかけ直してみよう…
…ダメだ、繋がらない。
まぁ、いいか…
それならそれで、新しいトモダチを…
『食レポが得意なトモダチ』
送信。
…あれ?出来ないぞ?
なんでだ?もしかしたら電波が悪いのか回線がパンクしてるのかな。
ぶーん、ぶーん
…お、メールだ。
なんだ…?
『ご利用のトモダチ人数が上限に達しました。以降は、あなたがトモダチとなる番です』
…え?どういう事だ?
回数制限があったって事か?
も、もっと考えてからメールするべきだったかな…
そう思いながら、メールをスクロールして。
私は、息が止まりそうになった。
『あなたには、他の方の希望通りのトモダチとなって頂きます。容姿は相手の要望通りのものとなります。相手が次のトモダチをメールで要求した時点で、あなたはいなくなります』
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