過去ログ - 【モバマス】池袋晶葉「何もできないぞ、助手!」
1- 20
3:名無しNIPPER[sage]
2017/02/05(日) 09:14:53.64 ID:fBj3itZho
「うーん、このパーツの造型は個性的だな。興味深いんだが……
 さて、これを生かすにはどうメカに組み込むべきか……」

「晶葉」

「ひゃあっ!?」

声と一緒に、私の冷えた頬へ温もりが訪れた。

「ほら、暖かい飲み物、持ってきたぞ」

「あっ、ありがとうっ!  気が利くなっ!」

私はプロデューサーからカフェオレを受け取り、一口飲んだ。

プロデューサーに近づかれた時、私は妙に心がソワソワするのを感じている。

何ともない彼の行為に焦ったり、必要以上に動揺したり……

そんな状態がずっと続いているのだ。

「ふむ、声が少し掠れているな。
 昨日はボイスレッスンの後、トークの仕事が重なってしまって悪かった」

プロデューサーは私の口元を見て言った。

私は喉の奥が引きつるのを感じながら目を逸らす。

「いや、わ、私はっ! ラジオでメカの事をしゃべり倒せて楽しかったぞ!」

……ああ、まただ。プロデューサーの気遣いが私を翻弄してくる。

以前はこんな事なんかなかったのに、どうしてしまったんだろう。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
16Res/10.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice