過去ログ - 【モバマス】池袋晶葉「何もできないぞ、助手!」
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名無しNIPPER
[sage]
2017/02/05(日) 09:14:53.64 ID:fBj3itZho
「うーん、このパーツの造型は個性的だな。興味深いんだが……
さて、これを生かすにはどうメカに組み込むべきか……」
「晶葉」
「ひゃあっ!?」
声と一緒に、私の冷えた頬へ温もりが訪れた。
「ほら、暖かい飲み物、持ってきたぞ」
「あっ、ありがとうっ! 気が利くなっ!」
私はプロデューサーからカフェオレを受け取り、一口飲んだ。
プロデューサーに近づかれた時、私は妙に心がソワソワするのを感じている。
何ともない彼の行為に焦ったり、必要以上に動揺したり……
そんな状態がずっと続いているのだ。
「ふむ、声が少し掠れているな。
昨日はボイスレッスンの後、トークの仕事が重なってしまって悪かった」
プロデューサーは私の口元を見て言った。
私は喉の奥が引きつるのを感じながら目を逸らす。
「いや、わ、私はっ! ラジオでメカの事をしゃべり倒せて楽しかったぞ!」
……ああ、まただ。プロデューサーの気遣いが私を翻弄してくる。
以前はこんな事なんかなかったのに、どうしてしまったんだろう。
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