過去ログ - 【モバマス】池袋晶葉「何もできないぞ、助手!」
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9:名無しNIPPER[sage]
2017/02/05(日) 09:17:59.39 ID:fBj3itZho
「ま、まただ! 手を繋いでいるだけなのに、胸が苦しくなって……!」

「晶葉……大丈夫。それはおかしい事じゃない」

プロデューサーの優しい声が耳を撫でた。

彼は私をじっと見つめた後、私を抱き締めた。

「……!?」

「苦しいか、晶葉……?」

「ううっ……! 何だ!? し、心臓が、兎のように跳ね回っているようだ!
 苦しい! 苦しいはずなのに……暖かくて、君から離れられない!」 

プロデューサーの手が背中越しに肩に触れた。

「こ、声も上擦って……ああ、訳が分からない!
 プロデューサー、怖い! 私が私じゃなくなっていくみたいだ!
 このままだと、ますますおかしくなってしまう……! 助けてくれ!」

「おかしくはないよ。晶葉はきっと……恋をしているんだ」

「……!!? 恋!? こ、これがっ……!?」

「そうだ。人を好きになると、その人の事で
 頭が一杯になって、物事に手がつかなくなってしまうんだ」

「私が、プロデューサーに……?」

プロデューサーは静かにうなづいた。

眼鏡の向こう側にある彼の瞳は、どこまでも優しそうだった。



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