過去ログ - 最原「超高校級のラッキースケベ?」天海「そうっす」 ダンガンロンパV3
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2017/03/07(火) 22:08:44.64 ID:9Sb2wH3L0
(最原は全部わかってるんだ……私がこの映像を見せられて、どんな反応をしているのかを……)

 彼は知っているはずだ。私の頬が期待で赤く染まり、体が火照り、呼吸が荒くなっていることを……

 それでも……私は言わなければならない。彼の質問に正直に答えるべく、私は口を開いた。

「……ごめん。止められそうに無いよ……っ!」

 その声は思ったより震えていた。信じられないことに涙交じりの声であった。もっと恍惚とした、救いようの無い熱を帯びた声が発せられると思っていた私はその事に驚き……そして、理解した。

 私は恐いのだ。見捨てられることが恐いのだ。もしかしたらこの映像は最原からの最終通告なのかもしれない、自分がこんなに愚かな事をしていると私に教えて、露出行為を止めさせようとする最原からの最後のメッセージだったのかもしれないのだ。

 それでも止められないと言った時……今度こそ、最原は私の説得を諦めて皆に私の趣味を言うかもしれない。救いようが無い女だと見放して、私を置いてきぼりにするかもしれない……私は、それが恐かったのだ。

(ごめんなさい……ごめんなさい……!)

 知らず知らずのうちに涙が溢れていた。恐怖と、寂しさと、申し訳なさと……様々な感情が入り混じった涙を流す私の頭に、なにか温かいものが触れた。

「……泣かないで、大丈夫だよ」

「最、原……?」

 よしよしと子供をあやす時の様に私の頭を撫でる最原。その手の温もりが、私の心を解きほぐしていく。



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