過去ログ - 両義式「秋隆!秋隆は居ますか!?」
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7:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:18:10.50 ID:9sVE9Nfp0
式「そのとおりです!彼の学校は・・・まずは高校で偶然同じクラスで再会する。といったところですか」
秋隆「すでに同じクラスになるよう手配してあります」
式「さすがです秋隆」
8:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:21:53.44 ID:9sVE9Nfp0
恐れながらお嬢様はこれが初恋、まだまだ恋の何たるカを分かっておられません」
式「・・・私になにか教えたいようですね秋隆」
秋隆「僭越ながら、恋とはドラマチックなほうが燃え上がり、成功するのです」
9:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:22:21.18 ID:9sVE9Nfp0
式「では、具体的には私にどうしろと?」
秋隆「まずは二重人格を演じていただきます」
式「二重人格?」
10:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:22:59.19 ID:9sVE9Nfp0
秋隆「時間が無いこともあり、取り急ぎ女の人格はお嬢様の素のままとし、ギャップを強調するため男の人格は活発で少々攻撃的に設定するのがよろしいかと、細かい設定はおいおいでかまわないかと、普段着は着物で統一しましょう」
式「秋隆、お前が何を言っているのかよく分かりません。世間では恋にそのような事が必要なのですか?」
秋隆「この程度は誰もがやることです。失礼ながら、式お嬢様は恋の手練手管に掛けては素人同然、ここはこの秋隆を信じて頂きたく」
11:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:23:54.61 ID:9sVE9Nfp0
秋隆「では練習も必要なので急ぎ男の人格の基本設定を取り決めましょう、まず男言葉は当然として一人称は『俺』とし、名前は間違ってもいいよう同音で字だけを変え『織』としましょう、明るく少し残酷、軽薄に笑うような感じで・・・」
式「待ちなさい秋隆、学校で初対面のように振舞うということは、昨日会ったのは男の人格ということになるのですか?」
秋隆「いえ、昨日黒桐様と出会った式お嬢様はどちらの人格でもありません」
12:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:24:33.33 ID:9sVE9Nfp0
式「?意味がよく分かりませんが?」
秋隆「そこに関しましては腹案がございますので後々、まずは男人格の演技の練習が必要かと」
式「分かりました、時間がありません厳しく指導しなさい」
13:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:25:02.57 ID:9sVE9Nfp0
―学校―
黒桐「やあこんにちは」
式「あなた・・・誰?」
14:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:25:32.73 ID:9sVE9Nfp0
秋隆「これまでのところ順調といってよろしいでしょう」
式「秋隆これどうでしょう?振袖の上から赤い革ジャンって変ではないかしら?」モコモコ
秋隆「・・・大変よくお似合いでございます、しかしながら袖が少々、これからは着物は上から革ジャンを着ても袖がモコッとしないよう特別に仕立てさせます」
15:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:27:28.13 ID:9sVE9Nfp0
式「なるほど、私が狙われ、そこを黒桐くんに心配して貰うというわけですか」
秋隆「式お嬢様、残念ながらそれは二流三流の展開です。一流は逆を行きます。つまり式お嬢様には連続殺人事件の容疑者になって頂きます」
式「私が容疑者に?」
16:名無しNIPPER
2017/02/07(火) 14:28:17.49 ID:9sVE9Nfp0
秋隆「そうです、そしてお嬢様が犯人ではないと信じ、それを証明しようとする黒桐様と急接近することになるわけです。そうですね、リアリティを出すため男の織様には殺人衝動があるという設定にしましょう」
式「秋隆、すばらしいわ。となると真犯人や事件の背景は今後の展開に大きく影響を与えることになりますね」
秋隆「まさに、特に最終的な展開を左右する真犯人は重要です。できればお嬢様と黒桐様がご両人がご存知の方がよろしいかと」
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