過去ログ - 2月の昼下がりに橘ありすと話すことについて
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◆K5gei8GTyk
[saga]
2017/02/07(火) 20:27:27.33 ID:0cqd1nr10
彼女は彼女で、僕のことを頭の片隅には置いてくれているのだな、と思った。
まるで丘陵に立っているような気分になった。ささやかで、清々しい。
生きていると、生活を続けていると、指紋のように自然に、それでいて防ぎようのない形で、倦怠感のようなものが身体に貼り付く。
それは、退屈なロードムービーを観賞したり、自分好みの味付けの料理を口にすることで、拭き取ることができるのだけれど。
こうして倦怠感が彼女の言葉によって拭い去られるのならば、
僕にとっての彼女は、僕が思う以上に遥かに大切な存在なのかもしれない。
「ありがとう」
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