過去ログ - 2月の昼下がりに橘ありすと話すことについて
1- 20
21: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/02/07(火) 20:27:27.33 ID:0cqd1nr10
 彼女は彼女で、僕のことを頭の片隅には置いてくれているのだな、と思った。
 まるで丘陵に立っているような気分になった。ささやかで、清々しい。
 生きていると、生活を続けていると、指紋のように自然に、それでいて防ぎようのない形で、倦怠感のようなものが身体に貼り付く。
 それは、退屈なロードムービーを観賞したり、自分好みの味付けの料理を口にすることで、拭き取ることができるのだけれど。

 こうして倦怠感が彼女の言葉によって拭い去られるのならば、
 僕にとっての彼女は、僕が思う以上に遥かに大切な存在なのかもしれない。

 「ありがとう」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
29Res/18.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice