過去ログ - 【艦これ】あなたとつづるうた(短編集)
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22:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 21:57:43.03 ID:uB/5haVr0
雷『ねえ、今日、ようやく司令官に会えたわ!ふふっ、苦労したのね』

雷『そう、とっても久しぶりにあなたに会えた!…………テレビ越しにだけど、ね』

雷『ちょっと痩せたのかしら。それから、きちんと寝てる?目の下にクマが出来てたわよ』
以下略



23:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 21:58:16.86 ID:uB/5haVr0
雷『最近、お手紙少なくなってきたわね。でも、その分テレビで見られるわ……』

雷『凄いね。英雄、だって』

雷『いっつもいっつも、テレビは司令官のことでいっぱい』
以下略



24:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 21:58:42.41 ID:uB/5haVr0
雷『あははっ、そうなんだ。うんうん、そうだと思ってたわ!』

雷『ピーマン、まだ苦手だったのね。でも、私が食べさせてあげなくても、食べられるなんて偉いじゃない!』

雷『………………』
以下略



25:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 21:59:08.34 ID:uB/5haVr0
雷「テレビで見るあの人は、とってもカッコいい」

雷「思い出のあの人は、とってもだらしない」

雷「テレビで見るあの人は、誰からも頼られて」
以下略



26:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 21:59:38.52 ID:uB/5haVr0
雷「………………」

雷「嘘」

雷「嘘嘘!」
以下略



27:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 22:00:08.04 ID:uB/5haVr0
雷『信じてた』

雷『ずっと、生きてるって信じてた』

雷『でも、時間が進んで、少しだけ復興された町が、私に現実を運んできた』
以下略



28:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 22:00:39.64 ID:uB/5haVr0
雷『その指輪は結局、全く知らない人の手で、私の手元にやってきた』

雷『あなたは、その指輪を嵌めて出撃したんだって』

雷『ねえ、これを付けていれば、あなたの傍に居られる気がするの』
以下略



29:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 22:01:06.55 ID:uB/5haVr0
電「雷ちゃんはやりすぎなのです!」

電「困っている人が居たらすっ飛んで行って、自分の体をもっと大事にするのです!」

雷「はいはい、ごめんなさい反省してますよ〜」
以下略



30:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 22:01:37.61 ID:uB/5haVr0
看護師「すみません、静かにお願いします!」

電「はわわ……、すみませんなのです」

看護師「……一応、意識不明ですけど、もう一人いらっしゃるんですからね」
以下略



31:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 22:02:05.14 ID:uB/5haVr0
電「ありがとうございますなのです、看護師さん。ああでもしないと、雷ちゃん抜け出しちゃうので……」

看護師「いえいえ、こちらこそ面倒見てもらって助かりますよ」

看護師「たま〜にですけど、あの人本当にベッドから落ちてしまうんで、ちょくちょく見に来るんです。それが無くなるだけでずいぶん助かるんですよ」
以下略



32:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/07(火) 22:03:00.71 ID:uB/5haVr0
雷「雷よ!かみなりじゃないわ!そこのとこもよろしく頼むわねっ!どんどん、私に頼っていいんだからね!」

雷「貴方は大丈夫。だって、私が傍にいるんだから」

雷「なんて、懐かしいわね」
以下略



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