14:名無しNIPPER[saga]
2017/02/10(金) 06:27:30.36 ID:i9icdUsx0
曜「プレゼント、今度のパーティーで渡すんだよね。鞠莉さんもそこで渡すの?」
鞠莉「ええ、そのつもりよ! 見てなさい果南! 私だってちゃんと選べるんだから!」
思ったよりも大きな声が出た。
曜「おお、すごい熱気……。うん、これだけ悩んだんだもん! きっといけるヨーソロー!」
びしっとポーズを決めながら、曜がけらけらと笑う。
自分も笑いながら、頭では別のことを考えていた。
本当にいけるだろうか。
果南は、喜んでくれるだろうか。
申し訳ないなんて思わないでいてくれるだろうか。
こんなもので、よかったのだろうか。
自分の手にした紙袋が、なんだかとてつもなく「つまらないもの」のような、そんな気がした。
プレゼントを買ったのに気分が晴れないなんて、初めての経験だった。
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