2:名無しNIPPER[saga]
2017/02/10(金) 06:15:33.14 ID:i9icdUsx0
てくてくと廊下を歩く。
理事長の仕事も一段落、久しぶりの解放感に思わず鼻歌を歌う。
もうすぐ果南の誕生日。
今年は何を買おうか。
特別なやつがいい。
小原家の力を存分に使って、果南のために――。
去年は郵送だった。それだって、ちゃんとしたプレゼントを選んだつもりだった。けれど。
2年ぶりに直接渡すという機会に、少し緊張してしまっていた。
鞠莉「ん? 部室から何か聞こえるわね……。何を――」
ドアに伸ばした手を引っ込める。
果南の声だ。
反射的に耳を澄ませていた。
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