過去ログ - 小林「バイト始めたって?」 トール「はい!」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/02/10(金) 18:31:08.95 ID:YQdDpEln0
メイド達は生きていた。
亜竜化の影響か、電撃に対する耐性があったのだ。
だが、それでも全員が意識を失っていた。
亜竜としての力を失うほど、力を消耗していた。
「うーん、メイドさんのポケットから鍵を入手したんだけど……」
「おー、4階の鍵」
「……けど」
「うん」
「この壁に空いた穴から、外に出られるよね」
「けがの、こうみょう?」
「だね、3階くらいの高さなら外に人がいるって事もなかっただろうし」
「ドラゴンに戻ってだっしゅつするー、コバヤシ、つかまって」
「うん」
ドラゴン化したカンナにつかまり、小林はほっと溜息をつく。
「終わった」
「全て終わったんだ」
「帰ろう、私達の家へ」
こうして、悪夢のような時間は終わりを告げた。
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