過去ログ - 武内P「女性は誰もがこわ……強いですから」
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301: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/25(土) 09:03:53.79 ID:QrWP3u9i0
さて、簡単なのはプロデューサーさんと二人っきりの時に、寂しそうに「昔、付き合っていた人がいるって聞いて……本当、なんですか?」という具合に聞くことです。

私と出会う前でもう終わった事だってわかっています。そもそも私にプロデューサーさんのプライベートに口を出す権利なんてないですし……出しちゃいけないってわかっているんです。けど……けど、なぜかわからないんです。そのことを知ってから、ずっと胸が痛くて……苦しいんです――という表情をするのがポイント。

プロデューサーさんはどんな反応をするでしょうか。

自分の過去のこと……それも学生時代の交際経験という、アイドルをプロデュースするうえでまったく関係の無い出来事が原因な事にひどく驚くでしょう。
そして、なぜそのことで私が傷ついているのが考え始めて、一瞬とはいえよぎるはずです。
もしかして私が、プロデューサーさんに恋心を抱いているのではと。

プロデューサーさんのことです。
すぐに理屈としては間違っていないけど、女心を少しも考慮していない方向で結論付けるでしょう。

それを、何度も揺さぶる。

私に愛されていると確信できない絶妙な力加減で、悲しそうな顔をして、私自信も困惑している態度をよそおい、そして今はその女性と会っていないことに心底安心してみせる。

どんな形であれ結論が出ればある程度落ち着き、腰を据えてその解決に乗り出そうとするはず。
だから結論なんか出させないで、寝ても覚めても何日も何週間も私のことを考えさせ続ける。

うん、シンプルだけど効果は抜群。
でもちょっと面白みがありません。

やはりここは――


「こんにちは、まゆちゃん」

「あら、卯月ちゃん。こんにちは」


皆一緒に楽しんで、プロデューサーさんが煩悶する色んな姿を思う存分楽しみましょう♪


「どうしたんですか? 何だかとってもご機嫌に見えますけど」

「はい。実は例の話を進めたいなと思って」

「まあ♪」


まゆちゃんが手のひらを合わせて、嬉しそうに顔をほころばせます。
うーん、これで目にハイライトがありさえすれば文句なしの美少女なんですけどねえ。
けどまゆちゃんのファンにしてみればそこがいいそうなので、いいとしましょう。
まゆPさんの胃はボロボロですけどね!


「それでは早速――」

「ああ、ちょっと待ってください。進めるのは一週間ほど先で、詳しくはもっと計画を煮詰めてから連絡しますから」

「そうなんですかぁ。ということは、やっぱり卯月ちゃんが何かするのでそのタイミングに合わせて……ということですか?」

「はい、そうです!」


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