過去ログ - 【モバマス】まゆ「もっとまゆを夢中にさせてください。」【百合注意】
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31: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2017/02/16(木) 00:07:21.60 ID:+87FbISUo
「やっと目が覚めたんですね。」
 できるかぎり冷たく、落ち着いた声色で、ボクは彼女に話しかけます。
 きっとまゆさんは夜中に強盗が来て、自分を縛ったとでも思ってるのでしょう。ですが、この家にはボクとまゆさんしかいません。誰かが入った痕跡なんてないんです。そうなると誰がまゆさんを縛ったかなんてすぐにわかってしまいます。
「まゆさんは優しいんですね。寝ている間にベッドに縛り付けるような人を心配してくれるなんて。」
 ですから先に白状してしまいます。それもまるで最初からまゆさんを捕らえるつもりだったかのように 。
「あの……その言い方だと幸子ちゃんがまゆをベッドに縛り付けたように聞こえるんですが。」
「はい、ボクがまゆさんをベッドに縛り付けました。この家にはボクとまゆさんしかいませんよ。」
 ああ、まゆさんの顔が凍りつく、恐怖で引きつる、ボクに怯えている。
 ボクはベッドの上のまゆさんに覆いかぶさるように近づきます。もっと怖がるようにもっと逃げ出したくなるように。
「まゆは何か、幸子ちゃんを怒らせるようなことをしましたか?」
 どうやらまゆさんはまだボクを信じてくれているようです。ボクがこんなことをするのは自分の責任だって。
「はい、ボクはカンカンに怒っています。」
 でもいいんです。ボクはあなたが思っているようなマトモな人間ではないのですから。
「もしかして、幸子ちゃんはまゆがプロデューサーさひゃひゃひゃ!」
 まゆさんの頰を抓って黙らせます。
「またです、あなたはいつでもプロデューサーさんのことばかり。今まゆさんの目の前に居るのはボクなんですよ。」
 ボクはあなたがプロデューサーさんのことを口にするのが許せません。
 ボクはあなたの心を知って狂ってしまいました。自分で自分がコントロールできなくなるほどに。ところ構わず他人を傷つけてしまうほどに。
 いえ、もっと前から。
「あの日、ボクもその場に居たんですよ?」
 あなたにあったその日から。


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