7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/12(日) 23:57:17.21 ID:2VsUak0n0
どんどんとレッスンをこなして行くうちに、ライブ当日。こういうのはラクロスの試合と一緒で、何度ライブをしても始まる前の緊張感には慣れない。むしろ回を重ねるごとにどんどん大きくなって行ってる気もする。
それに頭がポーっとして、いろんな事が中でぐるぐるとして、考えも上手くまとまらない。
P「大丈夫新田さん?顔色が少し良くないようだけど…」
美波「プロデューサーさん…」
しんぱいした表情のプロデューサーさんが私に声をかけてくれた。…なんでだろう、プロデューサーさんのほうが私よりもきんちょうしているように見えるけど…
P「…緊張は…そりゃあするよね…でも」
たどたどしく、でも、はっきりと。
P「でも、新田さんなら大丈夫だと思うよ。今日のためにとても頑張ってきてる新田さんなら大丈夫だよ。」
P「大丈夫なんだって、信じているから」
美波「…ハハッ、なんですかそれ」
P「…ごめん、ちょっと上から目線すぎるね…?」
いつものように、弱気になって頭をかくプロデューサーさんのすがたを見ると、今までのきんちょうがうそのようにとんでいって
美波「そんなことありませんよ…ありがとうございます、もう大丈夫ですから」
P「そ、そう?なら良かった…」
体がらくになっていく。いや、どんどん熱くなっていく。
美波「信じてるなら、私をちゃんとみていてくださいね?」
P「…うん!」
プロデューサーさんに見まもられながら、わたしはステージへとかけだした。
37Res/20.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。