過去ログ - 魔王「この空とともに旅をしよう」
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118: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/27(月) 01:09:31.76 ID:snWQIdV60
男「しかし、びっくりしました」
案内係「教会がテーマパークを運営しているのがですか?」
男「それもありますが、魔王討伐に勇者が加わっていなかったという話です」
119: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/27(月) 01:10:54.22 ID:snWQIdV60
男「いえ、先ほどの司祭さんが言うには、直近の魔王討伐は三傑のみによって行われたと……」
案内係「凱旋したのが三傑の方々だけなのですから、間違ってはいないと思いますが」
男「しかし、司祭さんは勇者の存在を聞いたことはないと……」
120: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/27(月) 01:13:14.96 ID:snWQIdV60
案内係「ところで勇者さん?」
男「何でしょうか」
男「……って、えっ!?」
121: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/27(月) 01:15:04.68 ID:snWQIdV60
男「いやいや、出身地だけで人物を特定されても……」
案内係「じゃあ、その剣について聞いてもいいですか?」
男「この両手剣ですか? これは隣国の剣ですよ。鉱山の国ですから豊富な鉄鉱石をふんだんに用いて、このような大きい剣が主流になっているのです。さらに近年では、鉄に他の金属を混ぜることによって、更に強靭な……」
122: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/27(月) 01:16:38.72 ID:snWQIdV60
男「あ、あなたは一体……」
案内係「魔王討伐隊が王都を旅立たれた日、神の祝福を受ける儀式がありましたよね?」
男「いや……そうなんですかね」
123: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/27(月) 01:18:23.67 ID:snWQIdV60
案内係「確かに、顔も口調も違っていますが、装備も所作も勇者さんそのものです」
男「それは……」
案内係「もう一度お訊ねします。勇者さんなんですよね?」
124: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/27(月) 01:20:11.81 ID:snWQIdV60
案内係「どうして、すぐに僧侶ちゃ……大神官様のもとに駆け付けてあげないんですか?」
勇者「それは……」
案内係「三傑の方々が王都に凱旋した時、教皇聖下の影響力を王国から排除した時……」
125: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/27(月) 01:23:21.08 ID:snWQIdV60
勇者「でも、今は大神官のもとには行けません」
案内係「何でですか! 魔王も倒せなかった腑抜けっぷりが恥ずかしいとか?」
勇者「いや、そういうことではないのですが……」
126: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/02/27(月) 01:26:30.30 ID:snWQIdV60
本日の投下はここまでです。
既に勇者が登場していますが、本当の勇者編は次回からになります。
127:名無しNIPPER[sage]
2017/02/27(月) 01:49:20.28 ID:RdgBiElU0
乙
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