過去ログ - 魔王「この空とともに旅をしよう」
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187: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:21:19.81 ID:OMn78s100
ザッ

勇者改め魔王(これが水道橋か……)

魔王(わずか5年の間に、王国はこんなものを辺境にまで作るようになったというのか)
以下略



188: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:22:27.60 ID:OMn78s100
魔王(ん? 少年……か? 威勢がいいな)

魔王「少年よ、腰をもっと低く。剣は腕ではなく全身で扱うのだ」

少年「お兄さん誰?」
以下略



189: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:23:46.52 ID:OMn78s100
少年「へぇ、どんな国なの?」

魔王「この王国に技能者と呼ばれる者たちがいるだろう?」

少年「うん」
以下略



190: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:24:55.27 ID:OMn78s100
魔王「そうか。しかし、この村で剣術の鍛錬なんて珍しいな」

少年「うん……」

少年「僕、勇者になりたいんだ」
以下略



191: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:27:31.05 ID:OMn78s100
少年「でも……」

魔王「なんだ、弱音か?」

少年「違うよ!」
以下略



192: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:31:24.94 ID:OMn78s100
魔王「それ以上の勇者もいるぞ」

少年「誰?」

魔王「三傑を支える勇者たちだ。人を支えるには、勇気と度量と知恵が必要だ」
以下略



193: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:32:47.05 ID:OMn78s100
魔王「非常時の勇者なんて、神から勝手に祝福されて決まるんだからな」

魔王「でも、平時の勇者はそうじゃない。誰にも任命されず、自ら立候補し、自らすべきことを考えなきゃいけないんだ」

少年「うーーん……」
以下略



194: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:52:49.85 ID:OMn78s100
魔王(頑張れ少年……いや、小さき勇者)

魔王(この5年間で魔界は大方軌道に乗った)

魔王(各種族ごとに生計を立て、種族間の抗争も絶えない原始的な社会だったが、粘り強く抗争の仲介を行うことで魔界内の抗争はほぼ消滅した)
以下略



195: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:54:04.93 ID:OMn78s100
魔王(戦士、魔法使い、そして僧侶−)

魔王(俺は相討ち死したことにしてくれと頼んだのに、俺が帰ってきやすいように勇者の存在を隠蔽しちゃうとか……)

魔王(戦士、魔法使い、僧侶、やっぱりみんなすごい奴だ)
以下略



196: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:55:36.83 ID:OMn78s100
魔王(……王国は、大丈夫だ)

魔王(勿論、まだまだ紆余曲折はあるだろう)

魔王(でも、王国は、大丈夫だ)
以下略



197: ◆FqOZ7jTRCo[saga]
2017/03/20(月) 23:58:48.92 ID:OMn78s100
……という構成の長編をいつか書きたいな、というお話でした。

以上であります。


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