過去ログ - 【ミリマス】午前五時よりの使者(なおしほ)
1- 20
14: ◆qKhJzPKZxI[sage]
2017/02/13(月) 21:55:55.46 ID:IfE//nEu0
奈緒の言葉を聞かないふりをして、志保は自らのカバンから小さな布の袋を取り出した。

「……はい」
「や、志保。『はい』って言われても。それなんなん?」
「自分で確かめて下さい」

視線を奈緒から逸らしながら、志保はその袋を奈緒に手渡した。
中から出て来たのは白い弁当箱だった。

「おべんとう……?」
「自分用に作って来たんですけど、作りすぎたのでついでに奈緒さんの分も作りました」
「―っ! ……志ぃ保ー!」

後輩の気遣いに心を打たれ志保に抱きつこうとするが、二人の間にあるテーブルがその衝動の邪魔をした。

「やめて下さい! 回り込んで来なくていいですから!」
「えー! ……んでも、ほんまおおきに。めっちゃ嬉しい」
「……ついでですから気にしないで下さい」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
38Res/21.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice