過去ログ - 【ミリマス】午前五時よりの使者(なおしほ)
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15: ◆qKhJzPKZxI[sage]
2017/02/13(月) 21:56:55.59 ID:IfE//nEu0
また視線を逸らした志保を横目に奈緒は早速弁当箱の蓋を開ける。
中身はさらに奈緒を感動させるものだった。

「おおおお! めっちゃ美味そうやん!?」
「ライブ前ですからあまり濃いものは避けましたけど」

志保の言葉通り全体的に野菜中心のあっさりとしたメニューとなっていた。
それでも彩りは鮮やかで奈緒の食欲をそそった。

「そうなん? あ、でもこれ私の心のソウルフード、たこ焼きやん。これは味濃くあらへんの? いや嬉しいんやけど」
 
奈緒から向けられる疑問と視線に、バツの悪い顔をして志保が扉のほうを向いた。

「……スペースが空いていて、他に入れるものがなかっただけです」

志保がわざわざ自分の弁当にたこ焼きを入れるとは思えない。
それはつまり……。
そこまで考えて奈緒は思考を止めた。志保の不器用な心遣いに余計な詮索は野暮だから。



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