過去ログ - 【ミリマス】モテないプロちゃんの救済技法
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11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 06:56:21.77 ID:+rctxQ9x0

「なら、茜はどうなんだ? お前ほど愛嬌があって可愛かったら、さぞ学校でもモテまくりなんだろーな」

 ここに来て、まさかの第三の選択肢。

 なんとなんとプロちゃんは、茜ちゃんからの質問に質問で返すという、テストならゼロ点間違いなしの行動を取ったのだった。

「は、はぁ!? 今聞いてるのは茜ちゃんでしょ? そんなこと言ってはぐらかすなんて無しだよ、ナシ!」

「なるほど、そうか……茜、可哀想にな」

「ちょ、ちょっと待ってソレって一体どーゆーことさ! な、なんで茜ちゃんが逆に憐みの視線で見られなくちゃダメなワケ!?」

「だって、素直に答えないってことはモテてないってことだろう?」

「も、もーてーてーまーすー! 茜ちゃんはね、アイドル始めるよりもずっと前から、
 モテてモテて困っちゃうぐらいには人気者だよ!」


 慌ててそう反論する私のことを、ニヤニヤとした含み笑いで眺めるプロちゃん。
 き、きぃー! この辺りはイタズラ好きな子供とおんなじだ。性格が悪いってもんじゃあない。

 ……とはいえ、これはチャンスでもあった。
 この勢いを利用して、私は用意していた包みを鞄の中から取り出すと「だから、これ!」とプロちゃんの鼻先に突き出したのだ。


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