過去ログ - トール「小林さんから生えてきました」 小林「ああああ!」
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64
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名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 03:59:29.80 ID:CE8F7+8k0
ギリギリと、トールの手がカンナの首を締めあげる。
カンナ「かっ、くぅぅっ……」
以下略
65
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 03:59:58.17 ID:CE8F7+8k0
小林「そう、そうだよ、私は人間だ」
小林「貧弱な、人間だよ」
小林「けど、けど、だからって」
以下略
66
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 04:00:25.19 ID:CE8F7+8k0
私は、最後まで気づかなかった。
自分の手が熱いのは、擦りむいたからだと、そう思っていた。
だから、その掌から短い「何か」が生えているのに、気付かなかった。
以下略
67
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 04:01:50.07 ID:CE8F7+8k0
気がつくと、私はトールに抱きしめられていた。
暖かい、凄く温かい。
トールの体温だ、そうだ、きっとトールは判ってくれたのだ。
以下略
68
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 04:02:17.27 ID:CE8F7+8k0
「我は、汝を祝福する」
「人の身でありながら、よくぞ偉業を成した」
「よくぞ、神の宿敵を打倒した」
以下略
69
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 04:02:59.09 ID:CE8F7+8k0
「ああ、良かった、何とか、間に合いました」
「トール?これは、これは何なの」
「簡単です、神の祝福ですよ」
以下略
70
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 04:03:24.42 ID:CE8F7+8k0
トールの言葉を聞きながら、私は思い出していた。
以下略
71
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 04:05:17.54 ID:CE8F7+8k0
「何?この剣抜けばいいんでしょ?」
「そいやー!あっはっは!抜けた―!」
「これで痛くないでしょ?んん?」
以下略
72
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 04:09:18.64 ID:CE8F7+8k0
「ああああああ!嘘、嘘だ、こんなの」
「ごめんなさい、小林さん、嘘ついちゃって」
「けど、けど小林さんは、これくらいしてくれないと」
以下略
73
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/18(土) 04:09:44.45 ID:CE8F7+8k0
笑顔のままで、トールの身体は、崩れていった。
光りの粒になって、少しずつ。
少しずつ。
以下略
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