過去ログ - 【モバマスSS】続々・あやかし事務所のアイドルさん
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:06:50.54 ID:qvXW1MV20
レッスン後は事務所に寄ることもありますが、今日はレッスンが長引いたため直接寮へと帰りました。

「ただいまさんどす〜。今日はなんや疲れましたわぁ」

一緒に帰ってきた紗枝がうーんと背伸びをすると、頭からぴょこんと狐の耳が飛び出しました。
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:07:45.61 ID:qvXW1MV20
リビングでまったりと雑談をしていると、キッチンから夕食の香りが漂ってきます。

「フンフン…この香り、今夜はハンバーグかにゃー」

すると匂いにつられて髪をあっちこっちに跳ねさせた志希がやってきました。
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:08:32.92 ID:qvXW1MV20
「ちょっと落ち着きなさいな。誰もがあなたみたいに好奇心優先なわけじゃないんだから」

志希を掴んでいるのは羽を広げてふわふわと浮かんだ奏でした。

「奏さん、ありがとうございます……と、飛べたのですね」
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:09:16.87 ID:qvXW1MV20
これからお仕事があるという奏を見送り、夕ごはんの後に文香のチカラを検証することになりました。

志希だけでなく皆興味はあったのか、リビングは随分にぎやかなことになっています。

「フミカのチカラは記憶を食べるのですよね?」
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:10:09.54 ID:qvXW1MV20
「はいはーい、あっちの狐狸妖怪合戦は置いといて。まずは文香ちゃんが分かってる範囲でチカラについて教えてくれる?」

「ええと、ですね。えいっとしまして、相手にチカラが通じれば意識と記憶がフワッとしますので、それをこうつまむ様に……」

「ごめん文香ちゃんストップ。あたしでもそれはちょっと解読できない」
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:11:03.62 ID:qvXW1MV20
「では、いきますね。んっ……」

アイドルたちが固唾をのんで見守る中、志希にチカラが放たれました。

「…ん、んん…おー…? なるほどなるほど…興味深い、実に興味深い…あ、説明したいから一旦弾くねー」
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:11:32.30 ID:qvXW1MV20
【文香さんから記憶を食べたいとの申請が来ています。よろしいですか?】

【YES】

→【NO】


20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:12:30.51 ID:qvXW1MV20
「現代的にもほどがあるにゃ!?」

「本当にこんな感じなんだって。みくちゃんも試してみたら?」

「記憶を食べられちゃうのはちょっと怖いんだけど…文香チャン、チカラが通っちゃった時にキャンセルって出来るのかにゃ?」
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21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:13:48.61 ID:qvXW1MV20
「今更なのですがー、何度もチカラを使って疲れたりはしませんのでー?」

「せやねぇ、妖術なんかを使うときには少なからず妖力を使う訳やし」

「いえ、特に疲れなどは感じないですね」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:14:55.50 ID:qvXW1MV20
「ええと……朝起きて二度寝して、お昼寝して、夕方に起きて夕ご飯にカレーを食べて寝た……です」

「自堕落的すぎるにゃ…」

「むぅ、聞いても思い出せないのかー…でも、金曜日と土曜日は不眠で実験してたからねー、多分それで合ってるんじゃないかな。肇ちゃん、どう?」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/14(火) 19:16:06.39 ID:qvXW1MV20
「アー、こうなったシキは、何も聞こえないですね」

「すいっちが入ってしまいましたなぁ。今は放っておくのが一番や」

「文香チャン、お疲れ様ー。本当にきつかったりしないのにゃ?」
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