7: ◆yZNKissmP6NG[sage]
2017/02/14(火) 19:16:32.16 ID:XdM+YPyno
果南「……終わっちゃうんだよ? たった二か月足らずで」
果南「決まってるんだよ? 終わることが」
果南「そんな関係……むなしすぎるよ」
できることなら。私だって鞠莉と「そういう関係」になりたかった。
だけど、それは期限付き。
高校を卒業すれば、砂の城みたいにはかなく崩れ去る。
そんなものに、一体なんの意味があるの?
鞠莉「――お花見ってさ」
果南「え?」
ずっと黙って聞いていた鞠莉が次に喋ったのは、唐突な話題。
鞠莉「お花見ってさ。私最初、なにが楽しいかわからなかったの」
鞠莉「楽しく食事してPartyするだけなら、いつでもやればいいじゃないって」
鞠莉「わざわざ桜の木を愛でることに意味なんかないって。そう、思ってた」
果南「なに、言って、」
鞠莉「聞いて」
だけど、鞠莉は。
今までにない、真剣な顔だった。
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