37: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/14(火) 23:58:57.82 ID:YuI0VY3M0
38: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/14(火) 23:59:49.74 ID:YuI0VY3M0
「……」
「いつも……私の隣に、あなたがいてくれたから。だから私は、ここまでやってこられたんです」
39: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/15(水) 00:00:32.61 ID:dgJ86wET0
「……こちらこそありがとう、千早。こんな俺に、今までついて来てくれて」
「千早とじゃなかったら、俺はここまでやってこれなかった」
40: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/15(水) 00:01:10.97 ID:dgJ86wET0
「……はは」
「……ふふっ」
41: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/15(水) 00:01:52.51 ID:dgJ86wET0
……
楽しい時間というものは、やはり早く過ぎてしまうもの。
42: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/15(水) 00:02:24.74 ID:dgJ86wET0
家を出る前までの時間は長く、苦しいものに思えたのに、今、この時間はごくわずかにしか感じられない。
本当は……もっといっしょにいたいのに。
まだ……別れたくないのに。
43: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/15(水) 00:02:56.84 ID:dgJ86wET0
「わざわざ送ってもらってしまって……すみません」
「呼び出したの、私なのに……」
「いや。少なくとも俺は、千早のプロデューサーだからな。こういった仕事も、俺がするべきことだ」
44: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/15(水) 00:03:33.57 ID:dgJ86wET0
「……ふふっ」
こんな状況でも、この人は変わらないんだな……そんなことを思うと、つい笑ってしまった。
そばにいようと、離れていようと。彼はあくまで、私のプロデューサーなのだ。
45: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/15(水) 00:05:20.30 ID:dgJ86wET0
おそらく、何年でも私は彼を待ち続けるだろう。
私にとってのプロデューサーは、彼しかいないのだから。
ーーこの感情を、プロデューサーである彼に対して、アイドルである私が持つのは間違っているのかもしれない。
46: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/15(水) 00:05:47.56 ID:dgJ86wET0
重い女でごめんなさい。
不器用な女でごめんなさい。
でも、これだけは言わせて。
47: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2017/02/15(水) 00:06:30.11 ID:dgJ86wET0
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