過去ログ - 【DQ7】マリベル「おやすみなさい ミントちゃん。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/02/24(金) 22:10:19.63 ID:hqx6Yts90
少年と少女は近くにいた番兵に青年の体調が優れないと伝え、青年を連れて教会の宿直室へとやってきた。
*「…………………。」
足取りのおぼつかない青年をベッドへ座らせ、少年と少女はそれぞれ椅子に腰かける。
*「…どうして…… なにが……。」
アルス「……今朝 別れた後のことです。」
視線を下げたまま震える声で呟く青年に、少年がゆっくりと語りだす。
アルス「ぼくたちは ここへ来て ミントちゃんを あちこち探しました。」
アルス「でも どこにも 見つからなくて……。」
アルス「そんな時でした ……この部屋に来たのは。」
アルス「ぼくたちは もしやと 思って そこから 外へ出たんです。」
そこまで区切ってから少年は窓辺に立ち、西の通路の屋根を見つめる。
自分たちは西側にたどり着くのに高い壁をよじ登ったが、確かにそこには足腰の悪いネコでも西へ渡っていける狭い段差があったのだ。
アルス「……ミントちゃんは あちらの屋根に 横たわっていました。」
マリベル「その時 まだ ミントちゃんは 生きていたわ。……辛うじてね。」
アルス「……ぼくは すぐに ミントちゃんを抱えて ある人のもとに 走りました。」
アルス「今を 逃したら… きっと ふたりは 二度と 会えないだろうと 思ったからです。」
アルス「…………………。」
マリベル「その人の所へ たどり着いて このコは 目を覚ましたわ。」
マリベル「でも そのあと… すぐに ミントちゃんは……っ。」
口を閉ざしてしまった少年の代わりに言おうとするもその先の言葉に詰まり、少女は歯を食いしばる。
アルス「マリベル。」
マリベル「…っ……。」
アルス「……ミントちゃんは その人の 腕の中で 眠りにつきました。」
少女の肩に手を置き、少年は最後の一言を青年に告げた。
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