過去ログ - 【DQ7】マリベル「おやすみなさい ミントちゃん。」【後日談】
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186: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/02/24(金) 22:57:54.73 ID:hqx6Yts90

バーンズ王「おおっ あれが シャークアイの奥方 アニエスどのか!」

リーサ姫「きれいな人……。」

はじめて目の当たりにする人魚に王家のふたりは驚きと興奮の入り混じった声を上げる。

シャーク「さて オレたちも お客人に ごあいさつと行くか。」

アニエス「ええ。」

ボルカノ「む アルスたちも あそこにいるな。」

マーレ「ほらほら 父さん あたしたちも 早く行くよ!」

四人は辺りを見回しながら階段を降り、再び活況に包まれた甲板の上、一人一人に挨拶を交わしては杯を揺らしていった。



*「……では ここで 一曲 披露いたしましょう。」



そうして一通り会話を楽しんだ一行を見計らって一人の若い楽師がポロンとハープを鳴らす。

*「おっ やってくれるか!」

*「いい曲頼むぜ〜。」

周りの船員の声援を受けながら青年は階段を上り船室の扉の前で体勢を作ると、静寂を待って静かに楽器をつま弾き始めた。



*「…………………。」



それは歌の無い静かな演奏だった。

だがその優雅で儚く、どこか哀愁を漂わせる旋律にその場の誰もが思わず目を閉じて聞き入っていた。



その中で一人の若い娘が、演奏よりも青年の姿を目に焼き付けんとばかりにうっとり眺めていたことなど、誰も知る由はない。





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