過去ログ - 【DQ7】マリベル「おやすみなさい ミントちゃん。」【後日談】
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43: ◆N7KRije7Xs[sage saga]
2017/02/18(土) 22:40:47.20 ID:bzhgeXks0



マーレ「そうだ。シャークアイさん この後 お時間は 大丈夫かい?」



そんな少年の心の内を知ってか知らずか、母親が話題を変える。

シャーク「あ…ああ 今日は ここへ来た船で 適当に 食べて 寝ようと 思っていたのですが……。」

マーレ「それなら 今晩は うちで 食べていっておくれよっ!」
マーレ「あたしも 腕によりをかけて 作るからさ!」

そう言って少年の母親は袖をまくり“ふんす”と一つ大きく鼻息を漏らす。

シャーク「し しかし あまり ご厄介になるわけには……。」

マーレ「なーにいってんだい! こっちは 夫と息子が ご馳走になってんだ。」
マーレ「これくらいのことは させておくれよっ。」

ボルカノ「な シャークアイさん オレたちは もう 家族なんだ。」
ボルカノ「カタいことは 言いっこなしだぜ。」

アルス「母さんの 料理は 本当においしんですよ。」

ボルカノ「絶妙なスパイスが また たまらないんだ。」

それでも遠慮する総領に少年とその父親が笑いかける。

シャーク「むっ…… それでは 是非 いただくとしよう。」

二人にここまで言われては反対する理由など何もなく、総領は素直にそれに応じることにしたのだった。

ボルカノ「今朝 獲れたばかりの 新鮮な魚があるんだ。」
ボルカノ「こいつが 自分で 狙いをつけて 獲ったもんでね。」

アルス「は ははは……。」

父親に肩を叩かれ、少年が照れくさそうに俯いて微笑む。

シャーク「…………………。」
シャーク「ふっ……。」

自分の魂を受け継ぐ息子は、いつの間にか一人の男として自立しようとしている。

そんな少年の成長を目の当たりにし、もう一人の父親は柔らかく微笑んだ。



こうして少年とその家族は、豪華な食事と美味しい酒を囲いながらしばしの団欒を楽しむのだった。





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