過去ログ - 【DQ7】マリベル「おやすみなさい ミントちゃん。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/02/18(土) 22:49:30.35 ID:bzhgeXks0
マリベル「あのっ これを アルスに……。」
少女は両腕に抱えた大きな布を少年の母親に見せた。
マーレ「アルスなら そこに いるよ。」
そう言って少年の母親は体を横にずらし、椅子に座っていた息子を指さす。
アルス「マリベル。」
少女の訪問に驚いた少年が扉の前までやってくる。いつもであればこの時間会いに行くのは少年の方なのだが。
マリベル「これ 昼間 返しそこねたから……。」
その手には昼間少年から借りていった“魔法のじゅうたん”があった。
アルス「なんだ 別に 明日でも 良かったのに。」
マリベル「…………………。」
少女は明らかにむすっとした様子で上目遣いに少年をにらみつけた。
アルス「あっ いや わざわざ 来てくれてありがとう……。」
少年は慌ててそれを受け取り近くの壁に立てかけた。
アルス「……お酒でも 飲んでく?」
そう言って少年は家の中へ招き入れようとするのだったが。
マリベル「今日は いいわ。……それよりも 少し 歩かない?」
少女は少年の服の裾をつまんで表へと目をやった。
アルス「……わかった。」
アルス「ちょっと 行ってきます。」
“聞かれたくない話でもあるのか”
少女の意図はわからなかったが少年はそれに素直に応じ、母親へと目配せした。
マーレ「あんまり 遅くならないようにね。」
マリベル「わかってますわ マーレおばさま。」
どこか顔のにやけている少年の母親に少女が笑いかける。
アルス「じゃ 行こうか。」
そうして少年は少女を連れて再び夜の海岸へと歩き出すのだった。
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