37:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 22:58:42.23 ID:RX1KQGX/0
海未「ハァ…そこまで読まれているなんて、私は本当に未熟ですね」
海未「……羨ましかったんだと思います」
曜「羨ましかった?」
38:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 22:59:19.72 ID:RX1KQGX/0
海未「それからというもの、ひたすら修練に明け暮れる日々を送りました。もう守るものもいないというのに……」フフッ
海未「だから貴方が羨ましかったんです。守るものがいることとそれを失う恐怖を知らないでいる貴方が」
曜「海未さん……」
39:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 22:59:55.83 ID:RX1KQGX/0
曜「私の、理由……」
海未「私は知りました……彼女を失ってから、やっと」
海未「貴方も知る時がくるでしょう。それがいつになるか分かりませんが、闘っていればいずれ」
40:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 23:00:21.87 ID:RX1KQGX/0
曜「……対象、討伐完了」
曜「殺すだけの拳に意味は無い。殺せぬ拳に価値など無い」
曜「私の拳は何の為に……」
41:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 23:00:56.94 ID:RX1KQGX/0
────────
(放課後)
曜「ひーっ、水泳部の練習が長引いて待ち合わせに遅れちゃったよー」タタタ
42:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 23:01:56.97 ID:RX1KQGX/0
親愛なる曜へ
43:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 23:02:39.43 ID:RX1KQGX/0
曜「……」
曜「こんな手紙を書くって事は千歌ちゃんはとりあえず無事なはずだよね」
曜「ついに敵の大将が姿を見せたってわけか」
44:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 23:03:15.15 ID:RX1KQGX/0
……………………
(オハラホテル)
鞠莉「ふふっ、そろそろ読んだころかしら」
鞠莉「ついに決着が着くわ……貴方と私のね」
45:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 23:03:50.33 ID:RX1KQGX/0
鞠莉「単純なことよ。この内浦で小原家がホテル展開するにあたって高海家と十千万が邪魔だっただけ」
鞠莉「千歌っちは気づいてないみたいだけど貴方には人を惹きつける力があるわ。人を動かす立場の者としてこれほど重要なものもないでしょう?」
鞠莉「だから将来の小原家にとって障壁となりえる貴方を消すの」
46:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 23:04:28.20 ID:RX1KQGX/0
鞠莉「古くから渡辺は高海を守ることが使命の家系。千歌っちを消してもその恨みを渡辺家から買ったらたまったもんじゃないわ」
鞠莉「だから、曜を消すことが高海家を潰すことにつながるの」
千歌「曜ちゃんが、私を……?」
47:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 23:05:16.38 ID:RX1KQGX/0
…………………………
曜「千歌ちゃんは一体どこに……」キョロキョロ
チャキッ
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