7:名無しNIPPER
2017/02/18(土) 22:11:18.16 ID:Km9H5uNUO
翌日の朝、俺はこの前と同じく食堂に向かった。
あの休日を過ごして以来、忙しくないときは出来るだけ食堂で食事をとるようにしている。
理由は艦娘同士が普段誰と仲がいいのか、何を話しているのかが分かるからだ。
それに、会話の中で作戦や艦隊の指揮に関わる貴重な情報や提案をもらうこともあった。
俺と艦娘のコミュニケーションは日に日に積極的になりつつある。非常に良い事だ。
しかしこれは食堂に通い始めてすぐに起こったことではない。
最初のうちはやはり、普段俺と話す機会のない子は警戒してか話しかけてくることはなかった。
いつもよそよそしい態度を取られ、列に並んだときに順番を譲られることさえあった。
その度に俺は根気よく気さくに話しかけ、自分が気難しい上官などではなく、むしろ対等でフランクな関係を望む男である事を伝えた。
その結果、彼女達は少しづつ心を開き、自然な振る舞いを見せてくれるようになったのだ。
今では艦娘の輪に俺も混ざるようになっている。素晴らしい。
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