過去ログ - 海未「他人の唾液を啜らないと死んでしまう毒薬をマフィアに打たれたようです」
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21: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 16:58:31.77 ID:zPfl3jU20
海未「ふう」


 存分に穂乃果の唾液を吸い取った後に顔を上げ、唇の端から滴る雫を手の甲で拭い取りました。

 気付けば、死を迎えようとしていた私の顔色はツヤツヤのテカテカになっていました。
 決して口周辺に塗れた唾液の光沢ではありません。
 確実に活力を取り戻していたのです。


海未「力が戻って体調が治りました。先程までは間違いなく死の兆候を感じていたのに」

海未「これはどういうことでしょう? ……いえ、まずは目前に迫る危機に対処しなければ」

海未「いい加減ここを離れないとにこりんぱなに追いつかれます。さあ穂乃果、逃げましょう」

海未「……穂乃果?」

穂乃果「」


 なんということでしょう。
 私の毒が移ってしまったかのように穂乃果は全身を脱力させへたっていたのです。
 慌てて体を揺さぶりながら呼びかけましたが、「ひあわへ……♡」という謎の言葉をブツブツ呟いていたのでひとまず安心です。


海未(それにしても私の身に一体何が……?)


 疑問は絶えませんが、とにかく穂乃果を連れてアジトから離れました。
 道中我々に追いついたにこりんぱなとの追走劇もありましたけど、相手はにこりんぱななので至極簡単に撃退することができましたし、わざわざ文字に起こしてまで描写することもありませんよね。


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