過去ログ - 海未「他人の唾液を啜らないと死んでしまう毒薬をマフィアに打たれたようです」
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31: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:13:22.92 ID:zPfl3jU20
 悪化する体調に抗えず、地に伏すような格好になってしまいました。
 私に合わせて穂乃果も身を屈めたのですが……それが結果的に幸いしました。

 強烈な爆発音と閃光と共に、床に伏せた私たちを避けるような形で室内の一切合切が吹き飛びました。
 やや遅れて風圧と、破損した壁や家具の断片が体中にぶつかる感触。
以下略



32: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:15:30.51 ID:zPfl3jU20
凛『あ! ホントに海未ちゃんいた!』

花陽『にこちゃん凄い! 今度こそ大正解だね!』

にこ『でもミサイル撃っても生きてるとかしぶとすぎよ! 二人ともやっちゃいなさい!』
以下略



33: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:18:04.36 ID:zPfl3jU20

―――
―――――


以下略



34: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:19:12.13 ID:zPfl3jU20
海未(さてさて、クローゼットの中には確か……)


 弾丸の雨を受けて半壊状態となったクローゼットの中に手を入れゴソゴソ探っていると、目的のブツを発見したので取り出しました。
 掴んだ手榴弾二つとも立て続けにピンを引き抜き、おおよその狙いを付け、高級車に向かって投げつけます。
以下略



35: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:20:54.92 ID:zPfl3jU20
―――


 にこりんぱなの襲撃を振り切り、再度居場所を移した私たちでしたが、その間にもまた体調悪化の兆候が表れました。

以下略



36: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:21:55.16 ID:zPfl3jU20
海未(毒の為生きる為毒の為生きる為毒の為生きる為毒の為生きる為毒の為生きる為…………)


 自らに正当性を訴えかけながら、その実完全に欲望に任せるがまま、眠る穂乃果の唇に吸い付きました。
 睡姦とか言ったの誰ですか失礼ですね。
以下略



37: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:22:56.50 ID:zPfl3jU20
海未「ふう……」


 穂乃果の口周り一帯が真っ赤になるまで唾液を啜ると、私の体調は一時的ながら回復しました。
 体内から溢れる気力と、それ以上に胸に満ちる充足感と昂揚感。
以下略



38: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:23:59.68 ID:zPfl3jU20
 穂乃果と同じ空間にいることが居た堪れなくなり、ベランダに移動しました。
 流石高級ホテルの最上階です、眺めもバッチリ。
 この高さから飛び降りたら罪悪感も不道徳感も綺麗さっぱり消え去るでしょうか……。


以下略



39: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:25:16.24 ID:zPfl3jU20
真姫『さっきキスしたら体調が回復したって言ってたでしょ』

海未「言いましたけど……」

真姫『正しい応急処置法だから、今後具合悪くなっても続けてちょうだい』
以下略



40: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:26:56.54 ID:zPfl3jU20
真姫『理論上は血液とか、唾液以外の体内成分を補給しても毒の進行を抑制できる可能性はある』

真姫『けど毒の性質がわからない現状、無闇に他の体液を試すのは得策じゃないわ』

海未「つまり今後もキスして唾液を貪れと? まだ血液啜って吸血鬼ごっこする方が精神的にマシなんですけど!?」
以下略



41: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:27:52.94 ID:zPfl3jU20
 とんでもないことになりました。
 引き続きドクに新たな情報を仕入れてもらう約束を取り付けたものの、それまで暫定的な対処法として唾液吸引以外を禁止されてしまいました。


海未(体調を崩す度に穂乃果を襲わなければいけないだなんて……)
以下略



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