過去ログ - 海未「他人の唾液を啜らないと死んでしまう毒薬をマフィアに打たれたようです」
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45: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 17:32:48.89 ID:zPfl3jU20
海未「嘘でしょう!?」


 焦って屋上の縁まで駆け寄り下を覗き込みました。
 一瞬悲惨な光景を想像しましたが、そのような事態になってはおらず、怪盗は落下せず中空に浮かんでいました。


海未「飛んでる……?」


 どこから取り出したのか、いくつもの白い風船が出現しています。
 風船から伸びる紐に巻き付けられた怪盗の体が吊り上げられているようです。
 浮力は相当なもので、人間二人を容易に空高くへと飛び立たせると、こちらの手が届かない場所までどんどん遠ざかっていきます。


海未「いけませんっ」


 拳銃を構えて怪盗を狙いましたが、共に浮いている穂乃果のことが気になって引き金を引くことができませんでした。
 それに私、拳銃ってどうにも苦手でして、すぐそこの的にも命中させる自信がないんです。
 ああ、こんなことならもう少しちゃんと練習しておけばよかった……ではなくて。


海未「穂乃果ー!」


 私の叫びも虚しく、穂乃果の身柄は怪盗の手によって連れ去られてしまいました。


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