過去ログ - 海未「他人の唾液を啜らないと死んでしまう毒薬をマフィアに打たれたようです」
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8: ◆qpwZInm6fw[saga]
2017/02/18(土) 16:40:32.08 ID:zPfl3jU20
海未(まったく、いきなりですか……!)


 何かの音、と言いましたが、正体はわかっているので言葉を濁す必要はありませんでした。申し訳ございません。
 ソファから聞こえたのは間違いなく弾丸の着弾音です。
 割れた窓から次々飛んできては室内の壁や床やらに食い込んでいくのは、狙撃銃の弾丸でした。

 電話相手の花陽、その正体はスナイパーなんです。
 ポンコツトリオのにこりんぱなですが、花陽が仕事モードになった時の狙撃技術だけは馬鹿にできません。
 窓の位置を計算して、ソファを盾にできる箇所へと身を潜ませます。


海未「ほら、初弾を外したのですからもう当たりませんよ。狙撃をやめてください」

にこ『いいのよあんたを部屋に釘付けにするのが目的なんだから! こんな晴れた日は絶好の襲撃日和よ!』


 電話口からリーダーであるにこの声が響きます。
 狙い通りに事を運ぶことができて気分が良いのか高笑いが聞こえてきました。
 なんだか癪ですね。

 とはいえやはりいつものポンコツトリオでした。
 こちらから何も言わずともポロポロと情報を零してくれますし、私を倒す絶好の機会にも警戒する間を与えてくれるのですから。
 本当に愛すべき三人組です。
 皆様もにこりんぱなを今後とも御贔屓にしてあげてくださいね。


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