過去ログ - 【モバマス】「とりとめもない日々の一コマ」【アイマス】
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2017/02/19(日) 13:31:19.68 ID:1380LEfZ0
(あ、あれ? これ、なんか危ない雰囲気じゃ……)と、異性の接近にみくの動悸が早くなってゆく。
緊張に唾を飲みこむと、彼の右手を握る手にも思わず力がこもる。
「……みく」
囁きかけるような優しい声をかけられるやいなや、みくの肩は強張り、
吐息すらかかる距離に呼吸だって止めてしまう。
ガチガチに固まる体、耳まで真っ赤になった顔。
それでも彼女の両目だけは、彼の一挙一動を見逃すまいとめい一杯に見開かれ――
刹那、プロデューサーの左手が視界の端から現れたかと思うと、みくの頭をサラリと撫でた。
「にゃあああぁっ!!」
そして続けざまに轟く大絶叫。
電光石火の勢いで振り上げられたみくの右手がプロデューサーの頬を文字通り切り裂き、
「ぐはぁっ!?」と悲鳴を上げて椅子から転げ落ちたプロデューサーの上に、追撃とばかりに救急箱が投げつけられる。
「な、なななななっ、Pチャンいきなり何するのっ!?」
「それはこっちの台詞だバカモン!」
無様に床に倒れたプロデューサーが、泣き出しそうな顔でみくを見上げながらそう言った。
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