過去ログ - 【モバマス】喜多見柚「特別なアタシ」
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3: ◆SIevslU5sU[saga]
2017/02/21(火) 22:02:50.10 ID:RFCVTGi30

 体育館横の通路を抜ける時に、ちょっと中の様子に目を向ける。
 バドミントン部は、今日もちゃんと練習するみたいだ。後輩たちがネットを立てる準備をしてる。みんな頑張ってるな。
 でもゴメン、副部長は今日もお休みなんだ。許してね。
 心の中で後輩たちに謝りながら、そそくさとその場を後にする。
 校門を飛び出して、そのまま駅の方面へ。同じ制服を着た人たちの間をすり抜けて、次の電車に間に合わせるべく、慌ただしく地面を蹴る。

 本当は、バドミントンの練習だってしたい。
 別に副部長だからってわけじゃなくて、単純に楽しいから。単純に部活は楽しいし、シャトルを叩いてるだけでイイ気分になれる。
 アイドルのお仕事やレッスンがなければ、今日だって練習に行ってたと思う。

 でも、こうして悩めるのは良いことだと思う。アイドルになる前のアタシは、部活に行きたいけど行けないなんて悩みは無かったから。
 こうして悩めるのは、アイドルとしてやる事があるから。
 そう考えれば、バドミントンできないのも仕方ないって思える。後輩の皆には、やっぱりちょっと申し訳ないけどね。



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