過去ログ - 男「しっぽエルフに復讐をしようと思った」
1- 20
125:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/24(金) 23:09:13.97 ID:2AbxTFqz0

男「……おまけというか、本当はそこまで商品のうちなんだろうが」

しっぽエルフ「はい?」

男「なんでもない」

男(街角の演奏台には今、誰も立っていない)

男(先ほどまでの演奏を立ち止まって聴いていた人々も、次の演奏者が出てこないと知ると三々五々に散らばってゆく)

男「今なら吹き放題だぞ」

しっぽエルフ「吹き放題って……」

男(彼女は首から提げた新品の笛を、ぎゅうと胸に抱きしめている)

しっぽエルフ「あの……」

男「ん」

しっぽエルフ「本当に大丈夫でしょうか? 私が、あんなに目立つ所に立って……」

男「もちろん。俺がついているからな」

しっぽエルフ「……」

男「お前は気にするなと言ったが、お前が肩をぶつけられてただ堪え忍ぶだけでいるのは、俺はどうも面白くない。返礼してやれ」

しっぽエルフ「……」

男(目をぱちくりされた)

男「どうした」

しっぽエルフ「いえ……」

男(それから彼女は、得心がいったというふうににこりと笑った)

しっぽエルフ「わかりました。やってきます。……ちゃんと聴いていてくださいね?」

男「ああ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
159Res/127.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice