過去ログ - 男「しっぽエルフに復讐をしようと思った」
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131:名無しNIPPER[saga]
2017/02/25(土) 00:05:01.50 ID:QbCXMhpU0

―――


しっぽエルフ「どうでしたか?」

男(演奏台から降りた彼女は、嬉しそうな顔をしてそう訊いてきた)

男(彼女の演奏はなかなかの賑わいをもって迎えられ、結局は全て合わせて4曲も演奏することになった)

男(彼女はきっと、観衆の色眼鏡を掛け替えさせることに成功しただろう)

男(立派なものだ)

しっぽエルフ「いっぱい気持ちをこめて吹いてみました」

男「ああ。とても良い演奏だった。また聴かせてくれ」

しっぽエルフ「はい!」

男(彼女は輪をかけて嬉しそうな顔をする)

男(そんな顔をされてしまうと……)

しっぽエルフ「やっぱり、ありがとうございます。その……いろいろ」

男「……どういたしまして」

しっぽエルフ「……ふふ」

男(尾が振れている。俺を見上げる顔がはにかんでいる)

男「……」

男(この、不思議な感覚)

男(前は、多種族の、特にコボルトの獣のような見た目が、見るたび苦痛だったのに、今の俺は……)

しっぽエルフ「この笛も、大事にしますね」

男「……」

しっぽエルフ「……?」

男「少し、いいか」

しっぽエルフ「はい」



男「お前に、来てもらいたい場所がある」


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