過去ログ - 男「しっぽエルフに復讐をしようと思った」
1- 20
139:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/25(土) 01:25:40.01 ID:QbCXMhpU0

しっぽエルフ(帰り道、あの人はずっと黙ったままで、少し怖い)

しっぽエルフ(何か変なことを言ってしまった?)

しっぽエルフ(あのとき、私も挨拶をしないといけない気がして、でも何を話せばいいかなんて、考えていなくて)

しっぽエルフ(思っていたこと、いろいろ言ってしまった)

しっぽエルフ(自分が生きている意味は無いと思っていた)

しっぽエルフ(捨てられて、鎖に繋がれて、いくつもの恐い顔が私の前を通りすぎて、恐い声も、痛い声も、たくさん)

しっぽエルフ(それを目の当たりにしながら、私はずっと、ずっと、ずっと……部屋の隅で、一人だった)

しっぽエルフ(どうせ嬉しいことも幸せなこともないまま死ぬなら、早く何もかも終わってほしいと、そう思っていた)

しっぽエルフ(でも、今は違う)



しっぽエルフ(こっそりと隣のあの人の顔を見上げると、まっすぐ前を見ている)

しっぽエルフ(私はあなたと逢えて、とてもよかったと思います)

しっぽエルフ(上手く言えないけれど、毎日、とても嬉しいです。幸せです)

しっぽエルフ(誰かから貰ったのは初めてだったから、本当にそうなのかは、まだわからないけど……)

しっぽエルフ(きっとこれが、愛情という気持ち……)

しっぽエルフ(私は、あなたのために、私のできることをしたい)

しっぽエルフ(だけどもし、あなたにも置いていかれたら、私は……)

しっぽエルフ(あなたにとっての私は……?)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
159Res/127.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice