過去ログ - 男「しっぽエルフに復讐をしようと思った」
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53:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/22(水) 23:52:54.45 ID:sDoVhMK40

―――町中


男(町の外れにある家から道なりに少し歩くと、中心部へ辿り着く)

男(昨日こいつを連れて歩いた道を、また今日も連れて歩くことになるとは)


 がやがや


男(相変わらずの雑踏)

男(下町の市場には露店が並び、店も人も騒がしい)

男(そのまま先に行けば、徐々に落ち着いた構えの店が増え、道も静かになる)

しっぽエルフ「……」

男「物珍しいか」

しっぽエルフ「はい……あの」

しっぽエルフ「あの店は何を売っているのですか?」

男「あれは靴磨きだ」

しっぽエルフ「靴を磨く……?」

男「そうだ。革靴は手入れしてやらないとすぐに傷むが、それを面倒がる奴は案外多い」

しっぽエルフ「……?」

男「……もしかして、革靴を知らないのか。お前が今履いているものだが」

しっぽエルフ「あの、はい……私の生まれた里では見ませんでした」

しっぽエルフ「爪先を覆う靴を履くのは、戦いのときくらいで……」

しっぽエルフ「いつもは、枯れ草を編んで足に巻くようにして、汚れたら、作り替えていました」

男「そうなのか」

男(その分なら、草履でも買ってやろうか)


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