過去ログ - 男「しっぽエルフに復讐をしようと思った」
1- 20
59:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/23(木) 01:20:04.23 ID:TblOHvGw0

―――町中 修理屋前


男(昼を過ぎてしまった)

男(俺たちはいくつかの店を巡って、こいつが生活するのにさしあたり必要になるものを買い揃えた)

男(その間、やはりこいつにとっては物珍しい光景があったらしく、互いの文化について話しながら歩いた)

男(たとえば、エルフの散髪、コボルトの毛繕いは肉親やつがいの役目であるため、彼らの町には床屋が無いこと)

男(反対に、彼らの町には多くある弓矢や槍といった武器の鍛錬場が、人間の町にはほとんど見当たらないことなど)

男(全ての用が済む頃には、流石に一人が持てる荷物量ではなくなったので、俺も少し手伝った)

男(遅い昼食にと露店で持ち帰りの焼き物を買い、別の店で飲み物を買い……)

男(そうして、最後に、ある店の前までやってきた)

しっぽエルフ「このお店は……」

男「俺の店だ」

男「もとは俺の父が開いた店だ。入るぞ」

しっぽエルフ「……」

男「……」

男(……二人とも両手が塞がっているのだった)

しっぽエルフ「えっと」

男「お前、その片手に持っているものを寄越して、俺の腰巾着に鍵が入っているから、それで扉を開けてくれ」

しっぽエルフ「は、はい」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
159Res/127.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice