過去ログ - 男「しっぽエルフに復讐をしようと思った」
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80:名無しNIPPER[saga sage]
2017/02/23(木) 23:52:20.72 ID:TblOHvGw0

しっぽエルフ(朝ご飯の後片付けまでは一緒)

しっぽエルフ(それが終わると、あの人はお仕事を始める)

しっぽエルフ(居間の卓に色々なものが広がっていて、傍から見ればちょっとした露店)

しっぽエルフ(あの人は、繕い物や、軽い小物など、大掛かりにならない作業は家ですると言っていた)

しっぽエルフ(むしろ、そういった作業用の細かな商売道具は家に置いてあるらしい)

しっぽエルフ(……私の……その、下着を、すぐに作ってくれたのも、それ故なのだと思う)

しっぽエルフ(今日はここで仕上げたものを、午後には町に持っていってあの店で受け渡す、そういう約束になっているとのこと)

しっぽエルフ(だから私はちゃんと留守を守れるように、自分の仕事を頑張らないと)

男「……」

しっぽエルフ(……頑張らないと、いけないのに)

しっぽエルフ(つい、見入ってしまう)

しっぽエルフ(欠けたり破れたりしたものが、あの人の手によって元の形を取り戻してゆく様は、とても面白い)

しっぽエルフ(まるで魔法みたい)

しっぽエルフ(壊れたものを直すなんて、私は今まで考えたことがなかった)

しっぽエルフ(ものが寿命を迎えたら、それは土に還して、新しいものを使うのが、私たちの暮らしだったから)

男「……」

しっぽエルフ「……」

しっぽエルフ(ずっと見ていたいけれど……)

しっぽエルフ(居間で黙々と直しているあの人の邪魔にならないように、やり残したところの掃除を手早く終わらせて)

しっぽエルフ(次は寝室)


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