過去ログ - 肇「変わり始める日へ、或いはごっこと呼ぶ日へ」
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◆TDuorh6/aM
[saga]
2017/02/28(火) 22:26:32.48 ID:NqVZ2v2AO
終了の時間が来るのはあっという間でした。
かなり歌って満足したので、時間の延長は無し。
そのままカラオケボックスを出て。
駅まであと5分くらい、そろそろお別れと言うタイミングで。
「ねー肇ちゃん。最近楽しい?」
フレデリカさんから、そう問いかけられて。
私は、黙り込んでしまいました。
「それは…」
最近、楽しいか。
それを問われて、悩んでしまって。
即答出来なくて、それが悔しくて。
俯いて、なかなか顔を上げられなくて。
「…それじゃーさ、カラオケ楽しかった?」
「それは勿論です。今日はありがとうございました」
そう言って、私は少し早足で駅へと向かいました。
フレデリカさんが完全に見えなくなったところで、ふぅ、と一息。
いけませんね、気持ちを切り替えないと。
明日は撮影ですから、気合を入れなければいけません。
帰って、もう一度セリフの確認をしないと。
噛まない様に、間違えない様に。
私一人の仕事ですから、失敗しても何の言い訳も出来ません。
きちんと、やりとげないと。
ふと、時間を確認しようとして。
近くの家電量販店の店頭にならんだテレビが目に映り。
アイドル特集をやっているニュースの。
その画面端に表示された時間を見ようとして。
枯葉が散る街で、街の雑踏は大きく。
沢山の人が行き交う大通り。
チラシ配りの人、スピーカーを使って演説している人。
そんな渦の中。
私は、見つけてしまいました。
一目で、分かってしまいました。
テレビの画面を見ている後ろ姿は。
最後に見たときより、ずっと痩せこけていたけれど。
「…!貴方は!!」
「…あ…久しぶり…」
私の、元プロデューサー。
私のユニットの話が流れてしまった、その元凶の一人を。
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