過去ログ - 肇「変わり始める日へ、或いはごっこと呼ぶ日へ」
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◆TDuorh6/aM
[saga]
2017/03/01(水) 15:23:43.14 ID:vtZMdXNkO
きっと、フレデリカさんの事ですから。
そんな簡単な理由ではないんでしょう。
ですが、言いたい事が多すぎて、考えるべき事が多すぎて。
その後は真面目な事を考える余裕も無いほど、ふざけた流れに流されてしまいました。
フレデリカさんがふざけて。
文香さんが悪ノリして。
杏ちゃんと私が振り回されて。
そんな、馬鹿らしい空間が。
とても、楽しくて。
きっと、文香さんがこんなにも明るいのは。
このユニットが、それだけ楽しいものだからでしょう。
文香さんと杏ちゃんと入れ替わりで、以前誘われたプロデューサーがやってきました。
ドナドナを歌ったせいで食べられなくなった仔牛を食べるために、なんて理由でしたが。
「それで…どうだった?藤原さん。このユニットを見て」
ふぅ…と、四人分の仔牛を平らげて苦しそうなプロデューサーに。
そう、問い掛けられました。
「そうですね…とても騒がしくて、大変そうで」
うるさくて、自由で。
フリーダムで、楽しそうで。
もし、一緒に活動する事が出来たのだとしても。
ものすごく、疲れてしまいそうで。
「…私も…私も、こんな人達と…」
一緒に、楽しく。
文香さんが楽しそうに、それでいて上達していたこのユニットで。
あの杏ちゃんが振り回されるくらい、楽しそうなこのユニットで。
私をここまで気に掛けてくれた、フレデリカさんとプロデューサーのいるユニットで。
「もちろん俺たちは歓迎するよ」
「いいんですか?一度は断ってしまっているのに。それに、スリーエフなのに四人で」
「FはフォーのFなんだー、多分ねー」
「それに、フレデリカも言ってただろ?また誘うからねー、って」
…もう、まったく。
本当に。
まっすぐ進む事しかできない私が。
それなのに、表面しか見ることのできなかった私が。
今、こうやって涙を流してしまいそうな私が。
悔しくて…嬉しくて、多分笑顔じゃない表情をしている私が。
まるで、馬鹿みたいじゃないですか。
二人に、笑われてしまうじゃないですか。
自分でも、笑えてしまうじゃないですか。
だから…
「よろしく、お願いします」
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