過去ログ - 佐久間まゆ「きっと永遠に」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/22(水) 21:45:03.39 ID:wRm0szz8O
「……そうして、まゆは貴方から離れました」
「離れて半年間。貴方から触れられないように、貴方とは繋がらないように、貴方の居ない世界で過ごしてきました」
「スケジュールを確認して貴方とは重ならないよう。重なり合いそうな時には遠目から貴方を見て、気付かれてはしまわないよう。ずっと、半年間ずうっと、徹底的に」
「そして分かったんです」
「どうしようもなく分かりました。どうにもならないほど信じられました。どうしようもなくどうにもならないほど、この想いは、恋は、愛は、本物なんだと」
「そう分かったんです」
「離れれば薄く、弱くなって、消えてしまう。……そんなことはありませんでした」
「心の中へ浮かぶ貴方の姿は薄くなんてならなかった。焦がれる気持ちが弱まることなんて、溢れる愛おしさが消えることなんて、ありませんでした」
「この想いが誰かへ向くことなんてなかった。この恋は他へ向くことなく、貴方を向いてもっと強く。この愛は別へ向かうことなく、貴方だけを向いてずっと深く。この想いは、ずっともっと、貴方へだけ」
「……確かにまゆは惚れっぽい……どうしようもなく惚れっぽい、浮気性です。半年間貴方と離れて、そうして、分かりました」
「まゆは浮気性。そしてそんな浮気性なまゆは、この半年間何度も何度も繰り返しました」
「あの時貴方へ一目惚れしたように……まゆは、何度も何度も繰り返したんです」
「格好いい人がいました。優しい人がいました。求めてくれる人がいました。輝く舞台で共演した人。裏方で支えてくれた人。新しくまゆを導いてくれたプロデューサー。たくさんの、いろいろな素晴らしい人がいました」
「その中で、まゆは何度も浮気を……一目惚れを繰り返しました」
「何度も何度も。……ただ、一人の相手へ」
「貴方へ。プロデューサーさんへ」


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