過去ログ - ウルトラマンオーブ 【僕たちの翼は真っ白】
1- 20
33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/02/23(木) 22:45:29.05 ID:aSwZMWdb0

 しかしありがたいことに、怪獣がこれ以上被害を出す前に正義の味方が現れてくれた。

「――セアッ!!」

 紫にくすんだ空の向こうから青い流星が降ってきた。
 ヘイレンの首を蹴り飛ばし、その反動でくるりと宙返りし、地面に降り立つ。僕らの足元もぐらりと揺れた。彼らと僕らの地面は繋がっているのだ。

 ウルトラマンオーブはこの前と違って青い姿をしていた。
 頭には二つのトサカ(?)が生えている。そこから光線を発射するのだとこの前特集番組で見たことがある。

「シャアアオオオオオン!!」

「テェヤッ!」

 怪獣が走り出す。重い音が夕暮れの街に響き渡る。その度に足元から瓦礫と土埃が舞う。
 腕を振るがオーブは軽やかにそれを回避し、回し蹴りを繰り出した。しかし怪獣も素早く身を曲げてそれを躱す。

「ゴオオッ!!」

 怪獣が火球を放つ。至近距離のため躱せるはずもなく、オーブが吹っ飛ぶ。

「ギィィイッ!!」

 怪獣は鋭い翼を大きく広げた。その背中にジェット機の噴射口のような穴があった。
 そこに青白い光が帯び、怪獣の巨体が空に舞い上がった。

「――スアッ!!」

 立ち上がったオーブはそれを見上げる。額のランプが淡い光を放った。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
46Res/42.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice